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【商品内容】 ●「酪佳(らくか)」×3個(合計約285~300g) ※手作りのため1パックの容量は均一ではありません。
さらべつチーズ工房さんの「手間ひま」がこのチーズに込められています。手間暇の味がします。やはり手をかけた分、おいしいチーズになるものですね。口に入れてから飲み込むまでの、特に後半に一気にチーズのまろやかな旨味が広がります。飲み込んだ後も舌に余韻が残り、一口ごとに満足できるチーズです。これは絶対おすすめです。
さらべつチーズ工房のハードタイプのゴーダチーズ「酪佳」は、12ヶ月以上の長期熟成期間を経て、深い味と強めの香りを閉じ込めた逸品です。薄くスライスしてお召上がり下さい。また、すりおろしてリゾットやパスタにもよく合います。
2008年の北海道洞爺湖サミットで各国の首脳にも振る舞われたほか、JAL国際線ファーストクラスをはじめ、ルフトハンザ航空(ドイツ)、スカンジナビア航空(北欧)、デルタ航空(アメリカ)の機内食として提供された実績があります。さらに2022北海道チーズフェスC-1グランプリにて準グランプリを受賞。国内外で評価の高いチーズです。かしわチップでスモークしたスモーク酪佳もございます。(別ページ)
「さらべつチーズ工房のチーズが他のチーズと美味しさの差があるとしたら、あえて手間がかかる方法で作っているってことかな」。さらべつチーズ工房は1年365日毎日欠かさずにチーズを磨いています。丁寧に細かく菌の数値をチェックしながら、人の目と手の感覚で作り上げられるのです。十勝の風土と自然の恵みに感謝して、どんなに忙しい日でも1日も欠かさず、「美味しくなあれ」と願いを込めて。
きっかけは、地元の大手乳業メーカーのOBが講師を務めるチーズ作り教室に参加したこと。その時の講師の先生を師匠に、先代の野矢敏章さん、三知子さんご夫婦のチーズ作りが始まり、十数年。今では息子の譲司さんご夫婦がその意思を引き継いでいます。菌を培養するところからスタートするチーズ作りは、早朝から家族総出で8時間ぶっ通しで手作業し続けることも。野矢さん家は、実は一流ブランドの「百姓大根」と呼ばれる高級大根を育てる十勝・更別村の由緒正しき大根農家でもあります。十勝の自然界に存在する菌は、たくあん作りにも適しているといいます。干した大根に糠と塩だけで実に美味しいたくあんができるのは、上質の乳酸菌が存在するおかげ。それは良いチーズも同じことなのだとか。夏場は大根作り、農閑期となる冬場はチーズ作り。つまり野矢家の皆さんは1年中が本気モード!
「ナチュラルチーズを美味しくする菌が十勝の自然界に常に存在しているんです」。格式高いチーズを作り出すために販売もされているという菌(リネンス菌)が、なんと更別村の風土に自然に存在していると言うのです。これは、先代の敏章さんの大発見でした。 多くのチーズ工房は、カビが出ないようにと外側にロウやワックスを塗り、手入れにかかる手間を省く工夫をしながらチーズを作っています。ですが、さらべつチーズ工房のチーズ作りは、チーズに必要なカビの培養や乳酸菌の生成など全て自家製造。そして、美味しいチーズを作るために欠かせない菌を大切に育てるため、乾布巾で毎日拭く作業だけ。チーズ作りのきっかけとなった敏章さんの師匠も“乾布巾で拭くだけでいい”と、指示されたそうです。師匠も、十勝のこの恵まれたチーズ作りに最適な風土を知っていたのでしょう。
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