十勝マッシュ物語

十勝マッシュ物語

世界で最も多く栽培されているキノコ「マッシュルーム」

コロンとした姿が可愛らしく、縦にスライスして料理に使うとその独特の形状が、食事を楽しくしてくれるマスコットのような存在です。クセのない味わいが世界中で人気。世界で最も多く生産されているキノコです。

栄養、旨味成分たっぷりのキノコ

マッシュルームには上品な味わいのホワイトと薫りが濃厚なブラウンがあります。うま味成分のグアニル酸がシイタケの3倍とも言われ、味わいが良いのが特徴。またビタミンB1、B2など、ビタミン群を多く含んでいます。その他タンパク質、うまみ成分のグルタミン酸や必須アミノ酸が多く、生でもおいしく食べられるキノコです。また最近は口臭や体臭の予防、便臭を和らげると話題になっています。

栽培は「馬厩肥」が決め手

古代ギリシア、ローマの時代から馬厩肥などに自然発生していたものを利用していました。マッシュルームは馬厩肥の菌床を好むキノコなのです。17世紀にフランスで人工栽培が行われるようになり、その後世界各地に栽培法が普及し、現在は各国で栽培されています。日本名は「作茸(つくりたけ)」。それだけ自然界には少なく、人間が「作る」キノコだということです。

北海道・帯広市が世界で唯一開催している「ばんえい競馬」

北海道・十勝の帯広市で開催されている「ばんえい競馬」

北海道・十勝の中核都市である帯広市には「ばんえい競馬」という、変わった競馬が毎週開かれています。体重1トンを超える馬が重りをのせた鉄ソリを引いて直線コースで力とスピードを競う、世界でたったひとつの競馬です。北海道開拓時代の農耕馬が現代のレースへ受け継がれ、今では「北海道遺産」として人々に感動を与えています。

競馬場から馬厩肥譲り受けてマッシュルーム栽培

その帯広市にマッシュルームを栽培している「十勝マッシュ」という会社があります。十勝マッシュはばんえい競馬場から、馬厩肥を譲り受けマッシュルームの菌床に使用しています。競馬場では馬の寝床の敷き藁(わら)として、小麦(十勝の生産量は日本一)の茎を使用しています。馬厩肥は小麦の茎と馬糞が混じったものです。

自然に負荷を与えないサイクルで栽培

十勝マッシュは馬厩肥をさらに発酵させ、ピートモスや鶏糞などを加えて、最適の菌床を造り出します。そこへマッシュルームの種菌を植えて育てます。使い終わった菌床は農家にたい肥として返します。農家は畑にたい肥をまき、小麦を育てます。こうしてマッシュルームと馬が軸になり、自然に負荷を与えないGive&Takeの関係が成立しているのです。

日本一の清流「札内川」の伏流水を使用

また十勝マッシュは清流・札内川の伏流水を使用しています。十勝の水質の良さは、全国の一級河川の中でも毎年上位にランクキングされており、特に札内川は、平成に入ってから7回も「清流日本一」に輝いた清らかな川で、日本を代表する清流の一つです。

十勝生まれの芳醇な香りと濃厚な旨みを

「これほどまでに稀有な好条件がここにはそろっています。十勝の恵みをたっぷり吸収し、いくつもの奇跡が出会って生まれた逸品。それが『とかちマッシュ』です」(十勝マッシュHPより)。十勝マッシュは生のマッシュルームを販売しているほか、地域の加工食品の食材として活用されています。

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