【香ばしく整う】煎り玄米がゆの作り方:北海道産玄米で体を温める養生レシピ
やさしく体を温める「玄米がゆ」。
今回は一手間加えて玄米を“煎る”ことで香ばしさとコクを引き出す、
冬にぴったりの「煎り玄米がゆ」をご紹介します。
北海道産の玄米を使えば、素材の甘みと香ばしさが一層際立ちます。
煎り玄米がゆとは?
「煎り玄米がゆ」は、玄米を炊く前にフライパンで軽く炒って香ばしさを引き出したおかゆ。
このひと手間で、玄米の独特なぬか臭さが和らぎ、
まるで香ばしい麦茶のような風味が広がります。
体を温めながら、心までほっと癒す味わいです。
北海道産玄米を使う理由
豊かな甘みと香ばしさが際立つ
北海道産の玄米は、昼夜の寒暖差が大きく、でんぷんがゆっくり糖化。
炊き上がるとほんのり甘く、香ばしさと自然の旨味が調和します。
煎る工程を加えることで、その特徴がさらに際立ちます。
安心・安全な自然栽培
北海道の玄米は、化学肥料を抑えた栽培が多く、
体にやさしい“食養生”としても人気。
煎り玄米がゆの材料2人前
| 北海道産玄米… | 1/2カップ(約80g) |
|---|---|
| 水 | 600ml |
| 塩 | ひとつまみ |
| トッピング(お好みで)梅干し、三つ葉、ごま、塩昆布など |
令和7年 北海道・岩見沢産 金賞ゆめぴりか 玄米20kg
煎り玄米がゆの作り方
| 1 | 【玄米を煎る】 フライパンを中火で熱し、洗っていない玄米を入れる。 木べらで混ぜながら5〜6分ほど乾煎りし、 香ばしい香りが立ち始めたら火を止める。 ※焦げないように注意。色がほんのりきつね色になればOK。 👉 この“煎る工程”で、香ばしい風味と旨みが倍増します。 | |
|---|---|---|
| 2 | 【炊く】 煎った玄米を軽く水で洗い、鍋に入れる。 水を加え、強火で沸騰させたら弱火にして40〜50分ほど煮込む。 フタをずらして炊くことで、吹きこぼれを防ぎながらふっくら仕上がります。 | |
| 3 | 【仕上げ】 柔らかくなったら塩を加え、味をととのえる。 梅干しや三つ葉を添えて、香ばしさを楽しみながらどうぞ。 |
栄養価と健康効果
煎ることで引き出される効果
玄米を煎ることで、デンプンが適度に変化し香ばしさと甘みがアップ。
また、消化がよくなり胃腸にやさしく、体が温まりやすくなります。
玄米の栄養パワー
・ビタミンB群:代謝促進・疲労回復
・食物繊維:腸内環境を整える
・ミネラル(鉄・亜鉛・マグネシウム):免疫力アップ
・γ-オリザノール:自律神経を整え、ストレス緩和に
煎り玄米がゆは、美容・腸活・冷え対策にもうってつけです。
漢方から見る煎り玄米がゆの効能
漢方では、玄米は「脾胃(ひい)=胃腸」を強める穀物とされ、
体を内側から温める「温性」の性質を持ちます。
また、炒ることで“陽性”が強まり、冷え性の人や疲労がたまっている人にぴったりの食材になります。
・健脾益気(けんぴえっき):胃腸を整え、気を補う
・温中散寒(おんちゅうさんかん):お腹を温めて冷えを追い出す
・安神(あんしん):心身のバランスを整える
冬の朝や、食べ過ぎ・疲れが残る日にもおすすめの“養生がゆ”です。
アレンジ・応用レシピ
・豆乳煎り玄米がゆ:まろやかでリッチな味わいに
・しょうが煎り玄米がゆ:体を芯から温める朝食に
・だし煎り玄米がゆ:和風出汁で旨みを引き立てて
どのアレンジも、煎ることで香ばしさが際立ち、味に深みが出ます。
まとめ:香ばしさで整う、冬の養生ごはん
「煎り玄米がゆ」は、香ばしさ・甘み・やさしさが調和した一椀。
手軽に作れて、体を芯から温め、胃腸をやさしくいたわります。