ふんわり生地に甘酸っぱいりんごがたっぷり!ロシアで親しまれる家庭的な焼き菓子
サンふじりんごの焼きピロシキ ~ロシア風アップルパイ~

サンふじりんごの焼きピロシキ:ロシア風アップルパイの作り方

ふんわりとした生地の中から、甘酸っぱいりんごが顔を出す「りんごの焼きピロシキ」。ロシアで親しまれている、果物を包んだ甘いピロシキを参考にした家庭的な焼き菓子です。

今回は、甘みと酸味のバランスがよいサンふじりんごを使用。バターと砂糖でやわらかく煮たりんごを、イーストで発酵させた生地で包み、こんがりと焼き上げます。

一般的なアップルパイのようなサクサクのパイ生地とは異なり、外側は香ばしく、中はふんわりとしたパンのような食感が特徴です。小ぶりな楕円形に仕上げるので、手に取って食べやすく、朝食やおやつ、ティータイムにもおすすめです。

サンふじりんごの焼きピロシキの材料8個分

■生地
強力粉 200g
薄力粉 50g
ドライイースト 3g
砂糖 25g
塩 3g
牛乳 130ml
卵 1個(生地用30g、残りは仕上げ用)※卵は溶きほぐし、生地用に30gを使用します。残りは焼く前に表面へ塗るために取っておきます。
無塩バター 30g
■りんごのフィリング
サンふじりんご 2個(正味約450g)
砂糖 35g
無塩バター 10g
レモン汁 小さじ2
シナモンパウダー 小さじ1/2
片栗粉 小さじ1
水(片栗粉用) 小さじ1
※りんごの甘さに合わせて、砂糖の量は調整してください。

余市産 ふじりんご 5kg

サンふじりんごの焼きピロシキの作り方約2時間30分~3時間(発酵・焼成時間を含む)

1 サンふじりんごは皮をむいて芯を取り、1cm程度の角切りにします。果肉の食感を楽しめるよう、細かく切りすぎないのがポイントです。
2 フライパンに無塩バター10gを溶かし、りんご、砂糖、レモン汁を加えて中火で炒めます。 りんごがやわらかくなり、水分が少なくなるまで7~10分ほど加熱します。シナモンパウダーを加えて混ぜ、水小さじ1で溶いた片栗粉を加え、軽くとろみをつけます。 バットなどに広げ、完全に冷ましておきます。 ※りんごの水分量によって加熱時間は変わります。フィリングに汁気が多く残らないように仕上げてください。
3 ボウルに強力粉、薄力粉、砂糖、ドライイースト、塩を入れます。 人肌程度に温めた牛乳と溶き卵30gを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。 ※牛乳は熱くしすぎないようにしてください。35℃前後が目安です。
4 生地がまとまったら台に取り出し、5~10分ほどこねます。 室温に戻してやわらかくした無塩バター30gを加え、さらにこねます。最初はべたつきますが、こね続けるとなめらかになってきます。 生地の表面がなめらかになり、指で軽く引っ張ると、すぐにはちぎれずに薄く伸びる状態を目指します。
5 生地を丸めてボウルに入れ、ラップをかけます。 30℃前後の暖かい場所で50~70分ほど発酵させます。生地が約2倍に膨らんだら一次発酵の完了です。 ※発酵時間は室温によって異なります。時間だけでなく、生地の膨らみ具合を確認してください。
6 発酵した生地を軽く押してガスを抜き、8等分にします。 それぞれ丸め、乾燥しないように布巾やラップをかけて15分ほど休ませます。
7 生地をめん棒や手で楕円形に広げます。 中央に冷ましたりんごのフィリングを適量のせ、生地の端を合わせてしっかり閉じます。 閉じ目を下にして、オーブンシートを敷いた天板に並べます。両端を少し細く整えると、写真のような楕円形に仕上がります。 ※フィリングは1個につき大さじ2~3程度を目安にし、生地の大きさに合わせて調整してください。具材を詰めすぎると生地が閉じにくくなり、焼いている途中に中身が出る原因になります。
8 成形した生地に乾燥しないようにラップなどをふんわりとかけ、30℃前後で25~40分ほど発酵させます。 生地がひと回りふっくらとしたら、残しておいた溶き卵を表面に薄く塗ります。
9 180℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼きます。 表面にこんがりと焼き色がつき、底面にも軽く焼き色がついていれば焼き上がりの目安です。焼き色がついていても生地が生焼けの場合があるため、必要に応じて1個を割り、フィリングに接する部分まで火が通っていることを確認してください。 焼き上がったら網などに移し、少し冷ましてからお召し上がりください。 ※焼き時間はオーブンによって異なります。焼き色を確認しながら調整してください。

おいしく作る3つのポイント

1. りんごの水分を飛ばし、冷ましてから包む

サンふじりんごは果汁が豊富なため、加熱すると水分が出てきます。フィリングの水分が多いと、生地がべたついたり、焼いている途中に具材が漏れたりする原因になります。

フライパンで水分をしっかり飛ばし、片栗粉で軽くとろみをつけることで、包みやすい状態に仕上がります。また、温かいフィリングを生地にのせると生地が扱いにくくなるため、必ず十分に冷ましてから包みましょう。

2. 生地は十分に発酵させてふんわり仕上げる

焼きピロシキのおいしさを左右するのが、ふんわりとした生地の食感です。イーストを使った生地は、発酵によって膨らみ、やわらかなパンのような仕上がりになります。

一次発酵では生地が約2倍になるまで待ち、成形後も二次発酵を行いましょう。発酵中に生地が乾燥しないようにすることも大切です。室温によって発酵時間が変わるため、生地の状態を見ながら進めてください。

3. 閉じ目をしっかり留めて形よく焼く

りんごを包むときは、生地の端にフィリングの水分がつかないように注意し、指でしっかりつまんで閉じます。

閉じ方が甘いと、焼いている途中に生地が開き、中身が出てしまうことがあります。閉じ目を下にして天板に並べ、両端を少し細く整えると、ふっくらとした楕円形に仕上がります。表面に溶き卵を塗ることで、つやのあるきれいな焼き色も楽しめます。

ロシア風アップルパイとは?りんご入りの焼きピロシキ

ロシアで親しまれている「ピロシキ」は、小麦粉で作った生地にさまざまな具材を包み、オーブンで焼いたり油で揚げたりする料理です。

日本では肉や野菜が入った揚げピロシキのイメージが強いかもしれませんが、ロシアでは焼いたタイプも広く親しまれています。具材も肉、キャベツ、じゃがいもなどのおかず系だけでなく、りんごやベリー、ジャムなどを包んだ甘いタイプがあります。

りんご入りのピロシキは、ロシア語で「Пирожки с яблоками(ピロシキ・ス・ヤーブラカミ)」と呼ばれます。直訳すると「りんご入りのピロシキ」という意味です。

イーストで発酵させた生地に、甘く煮たりんごなどを包んで焼き上げる、家庭的なお菓子の一つです。

一般的なアップルパイは、バターを折り込んだ層状のパイ生地を使うことが多く、サクサクとした食感が特徴です。一方、焼きピロシキはふんわりとしたパンに近い生地を使うため、やわらかく食べ応えのある仕上がりになります。

今回のレシピでは、ロシアで親しまれているりんご入りの焼きピロシキを参考に、北海道でもなじみ深いサンふじりんごを使用しました。

サンふじりんごは、袋をかけずに栽培される「ふじ」りんごで、甘みと酸味のバランスがよく、果汁が豊富で歯ごたえのある果肉が特徴です。

バターと砂糖で加熱すると、りんごの甘酸っぱさにコクが加わり、ふんわりとした生地によく合います。焼きたてはもちろん、少し冷めてもおいしく、軽く温め直すとやわらかな食感を楽しめます。

ロシアの家庭的なお菓子をイメージしながら、サンふじりんごのおいしさを味わってみてはいかがでしょうか。

アレンジもおすすめ

1. レーズンを加えて果実の甘みをプラス

りんごのフィリングにレーズンを20~30g加えると、果実の甘みが増し、風味豊かに仕上がります。りんごとの相性もよく、少し贅沢な味わいになります。

2. くるみを加えて香ばしく

粗く刻んだくるみを20~30g加えると、カリッとした食感がアクセントになります。やわらかなりんごとふんわりした生地に、ナッツの香ばしさが加わります。

3. クリームチーズを包んでまろやかに

りんごのフィリングと一緒に、少量のクリームチーズを包むアレンジもおすすめです。りんごの甘酸っぱさに、クリームチーズのコクとほどよい酸味が加わり、デザート感のある仕上がりになります。

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