春の香りをサクッと味わう!行者にんにくの天ぷら

春の山菜の代表・行者にんにくを衣で包み、香りと旨味を逃さず閉じ込めた一品。塩だけで食べても美味しい、素材勝負のシンプル料理です。

行者にんにくの天ぷらの材料

行者にんにく 10〜12本(約50g)
てんぷら粉 1/2カップ(約50g)
冷水 約80ml(パッケージ記載に準ずる)
サラダ油 適量(揚げ油用)

山採り行者にんにく(天然)

行者にんにくの天ぷらの作り方

1 【下ごしらえ】 行者にんにくは洗って水気をしっかりふき取り、根元を軽く切り落とします(大きければ半分にカット)。
2 【衣を作る】 ボウルに天ぷら粉と冷水を入れてさっくり混ぜます(混ぜすぎないよう注意)。 ※冷水で溶くことで衣がサクッと仕上がります。
3 【揚げる】 フライパンまたは鍋に油を1.5〜2cm程度入れ、170〜180℃に加熱。 行者にんにくに衣を薄くまとわせ、片面30〜40秒ずつサッと揚げる(色が薄く変わったらOK)。 揚げすぎ注意!風味が飛ばないうちに早めに引き上げて油を切ります。
4 【仕上げ】 そのままでもOKですが、塩を軽くふって食べると香りと甘みが引き立ちます。

美味しく作るポイント

・行者にんにくは揚げすぎない! → サクッと火が通ればすぐ上げるのが香りを残すコツ

・衣は混ぜすぎない&冷水使用で軽やかに

・揚げ油の温度が低すぎるとベタつくので、170〜180℃をキープ

行者にんにくの天ぷらの冷凍保存方法

1. 冷凍する前にしっかり冷ます

・揚げたてのまま冷凍すると水分がこもって衣がベチャつきます。

・常温でしっかり冷ましてから保存しましょう。

2. 1個ずつラップ or バラ凍結

・1つずつラップで包む、またはバットに間隔をあけて並べて「バラ凍結(1〜2時間)」し、その後ジッパーバッグにまとめて入れるのがおすすめ。

・これにより、食べたい分だけ取り出しやすくなります。

3. 保存期間の目安

・冷凍保存で約2〜3週間以内が風味を保てる限界です。

・それ以降は衣の劣化や油の酸化が気になってきます。

冷凍天ぷらの美味しい温め直し方

オーブントースター/オーブン(おすすめ)

1.凍ったままアルミホイルを敷いて並べる。

2.予熱なしで180℃前後、約8〜10分加熱

3.最後の2〜3分はホイルを外して衣をカリッと仕上げ

フライパンでもOK

フライパンにクッキングシートを敷き、中火で両面を軽く焼くと香ばしさが復活。

電子レンジのみはNG

衣がふやけてしまうため、電子レンジ単体での加熱はおすすめしません

 注意点

・香りの強い行者にんにくは、冷凍庫内で匂いが移る可能性があるので、密閉袋や二重包装がおすすめです。

・解凍後は再冷凍せず、その日のうちに食べ切るのがベスト。

おすすめの食べ方

【天ぷらそば/うどんのトッピングに】
 → 和風だしと相性抜群。薬味いらずの香りアクセントに。

【天丼・かき揚げに混ぜる】
 → エビや玉ねぎと合わせてかき揚げにすると、春の香りがアクセントに。

【塩だけでシンプルに/抹茶塩・柚子塩で味変】
 → 香り系の塩で風味を引き立てておもてなしにも◎