ほくっとなめらかなマチルダに、塩豚の旨みがじんわり。素材の味を楽しむ北海道ポトフ。
マチルダと塩豚のポトフ

北海道でも栽培されるじゃがいも「マチルダ」は、なめらかな舌ざわりとコクがあり、比較的煮崩れしにくいのが特徴。形を残したままじっくり煮込めるため、ポトフのような煮込み料理にぴったりです。

今回は豚肉をあらかじめ塩でなじませた「塩豚」と合わせ、コンソメに頼りすぎず、肉と野菜から出る旨みを活かして仕上げます。大きく切ったマチルダ、にんじん、玉ねぎをじっくり煮込んだ、体がほっと温まる一皿です。

マチルダと塩豚のポトフの材料2~3人前

《塩豚》
豚肩ロースまたは豚バラブロック 250g
2.5g(豚肉重量の約1%)
粗びき黒こしょう 少々
《ポトフ》
マチルダ 300g(3〜4個程度)
にんじん 1本
玉ねぎ 1個
ブロッコリー 1/3株
にんにく 1片
700ml
ローリエ 1枚
コンソメ 小さじ1程度
適量
黒こしょう 適量
粒マスタード お好みで

JAめむろ マチルダLサイズ 10kg

マチルダと塩豚のポトフの作り方

1 豚肉の表面に塩と黒こしょうをすり込み、ラップで包んで冷蔵庫に入れます。 最低30分、できれば半日〜一晩置いて塩をなじませます。 一晩置いた場合は表面に出た水分をキッチンペーパーで拭き取り、4〜5cm程度の大きさに切ります。
2 マチルダはよく洗って皮をむき、大きければ半分に切ります。小ぶりなら丸ごとでも構いません。 にんじんは3〜4等分、玉ねぎは4等分程度のくし形に切ります。 ブロッコリーは小房に分けます。にんにくは包丁の腹で軽くつぶします。
3 鍋に塩豚、水、にんにく、ローリエを入れて中火にかけます。 沸騰直前になったら弱火にし、表面に浮いてくるアクを丁寧に取り除きます。 蓋を少しずらして、弱火で20分ほど煮ます。
4 にんじんと玉ねぎを加え、コンソメを入れます。 再び弱火で10分ほど煮込みます。 グツグツ強く沸騰させず、静かに煮ることで澄んだスープに仕上がります。
5 マチルダを加え、さらに15〜20分ほど弱火で煮ます。 竹串を刺して、中心まですっと通れば火が入った目安です。 マチルダは必要以上に混ぜず、鍋を軽く揺する程度にすると形をきれいに残せます。
6 最後にブロッコリーを加え、2〜3分煮ます。 スープを味見し、必要に応じて塩、黒こしょうで味を調えます。 器に塩豚、マチルダ、野菜を盛り付け、熱々のスープを注いだら完成です。お好みで粒マスタードを添えてください。

おいしく仕上げるポイント

塩豚はあらかじめ塩をなじませる
豚肉に下味をつけておくことで、肉そのものに味が入り、煮込んだときにスープにも旨みが広がります。

マチルダは大きく切る
ポトフではじゃがいもの存在感も楽しみたいので、小さく切りすぎないのがおすすめです。

マチルダは時間差で加える
最初から長時間煮込むのではなく、肉と根菜をある程度煮てから加えることで、形を残しながら中までやわらかく仕上げられます。

強く沸騰させない
弱火で静かに煮込むことで、肉が硬くなりにくく、スープも濁りにくくなります。

塩は最後に調整する
塩豚から塩分がスープに出るため、最初から塩を加えすぎないことが重要です。仕上げに味を見て調整しましょう。

マチルダがポトフに向いている理由

マチルダは、なめらかな食感とじゃがいもらしいコクがあり、比較的煮崩れしにくい品種です。

男爵系のじゃがいものように煮込んでいる途中でほろほろと崩れにくいため、大きめに切ったじゃがいもの形をそのまま楽しみたいポトフやシチュー、煮込み料理に向いています。

じっくり火を通すと中はしっとり、ほくっとした食感に。塩豚から出た旨みのあるスープを吸いながらも、マチルダそのものの味わいが残ります。

「じゃがいもを脇役ではなく、具材の主役として味わえる」のが、このポトフの魅力です。

ポトフのスープをおいしくするコツ

ポトフは調味料を増やすよりも、肉と野菜をゆっくり煮て旨みを引き出すのがおいしく作るポイントです。

特に塩豚を使えば、豚肉の旨みと適度な塩気がスープに溶け出すため、コンソメは少量でも味がまとまりやすくなります。

一度冷ましてから温め直すと味がなじむので、時間に余裕があれば作ってから少し休ませるのもおすすめです。

おすすめアレンジ

  • キャベツを大きなくし形に切って加える
  • ウインナーを加えてボリュームアップ
  • セロリを加えて香り豊かなスープに
  • 粒マスタードを塩豚につけて大人向けに
  • 残ったスープに牛乳やチーズを加えて翌日はクリームスープ風に

特に粒マスタードは、塩豚の脂とマチルダのまろやかな味わいを引き締めてくれます。

保存方法

粗熱を取って清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で2〜3日を目安に保存します。

食べる際は鍋に移し、豚肉の中心まで十分に温まるよう再加熱してください。

じゃがいもは冷凍すると食感が変わりやすいため、マチルダを入れた状態では冷蔵保存がおすすめです。

栄養価(1人分・3等分した場合の目安)

  • エネルギー……約330kcal
  • たんぱく質……約19g
  • 脂質……約16g
  • 炭水化物……約30g
  • 食物繊維……約5g
  • 食塩相当量……約1.5g

※豚肉の部位や野菜、調味料の使用量によって異なります。

栄養ポイント

じゃがいもには炭水化物が含まれ、エネルギー源になります。

じゃがいもにはビタミンCも含まれています。

豚肉にはたんぱく質に加え、ビタミンB1が含まれています。

にんじんやブロッコリーを合わせることで、緑黄色野菜も一緒に摂れる一皿になります。