北海道ご当地カレー:新鮮なご当地食材で作ったレトルトカレーの魅力

北海道ご当地カレー:新鮮なご当地食材で作ったレトルトカレーの魅力

昭和30年代の洋食ブームから現代へ:北海道のご当地カレーとレトルトの魅力

昭和30年代の高度成長期に、急激に普及した洋食文化。カレーにスパゲッティ、ハンバーグ、ピザ…。その中でもっとも権勢を誇るのはカレーではないでしょうか。理由は何と言っても「レトルト」の存在とバリエーションの数。広い北海道には各地の特産品を使った「ご当地カレー」が数多く存在します。今回はカレー、それも「レトルトカレー」について考えます。

プロの味そのまま!本物の味わいを楽しむ、レトルトカレーの魅力

数あるレトルト食品、インスタント食品のなかでも、もっとも本物に近い味を再現できる食べ物は「レトルトカレー」ではないでしょうか。ふつう、レトルトと言えば「便利」の一点で勝負しており、味は二の次といったイメージですが、カレーに限っては鍋で作ったカレーやレストランで食べるカレーと比べても決して見劣りしません。プロの味をそのままパックに詰め込んでいるのです。

レトルトカレーのパイオニア:ボンカレーの衝撃的な誕生と革命的な便利さ

レトルトカレーの第一号はハウス食品でもS&B食品でもなく、1968年に発売された大塚食品の「ボンカレー」です。「三分待つのだぞ」のCMで知られるボンカレーの衝撃的な誕生で賞味期限が長く、いつでもお湯で温めるだけでカレーが食べられるようになりました。当時としては画期的なレトルト食品で、そのおいしさと便利さから爆発的なヒットとなりました。

ククレカレーから始まったブーム:ハウスのカレー革命と競争の時代

次いで1971年に発売されたのがハウスの「ククレカレー」です。キャンディーズの「お節もいいけどカレーもね」のCMで一躍ボンカレーと肩を並べる存在になりました。ちなみにククレカレーの名前の由来は「クックレス(調理しなくていい)」です。その後は雨後の筍のように各メーカーが競って新商品を連発し、今のスーパーのカレーコーナーを見れば人気のほどは言うまでもありません。

密封包装食品製造の厳格な要件:レトルトカレー製造の規制と許可プロセス

レトルトカレーは一般のカレーショップが容器にカレーを詰めればだれでも簡単に商品化できるわけではありません。常温で保存が利く密封包装食品は、一つ間違えれば大規模な食中毒の危険性をはらんでいるため、厳しい規制があります。まず「密封包装食品製造業」という許可が必要になります。

レトルトカレーの製造基準:食品安全と品質維持のための厳格な規制と投資要件

また製造基準は「加圧加熱殺菌は自己温度計付きの殺菌機で行って温度記録を3年間保管する」「加圧加熱殺菌は中心温度を120℃で4分間加熱するか、もしくは食品中に存在し得る微生物を死滅させられる効力での殺菌、のいずれかの方法で殺菌する」などとなっており、製造機械の設備投資にはかなりの資金を要するのです。

 

ご当地カレーのブーム:最高級食材を使った割高ながらコスパ抜群の味わい

「ご当地カレー」「地カレー」などと呼ばれる、各地の特産品で作ったカレーがブームになっています。大半は食材を食品メーカーに提供して作る委託製造です。大手メーカーのカレーに比べると割高ですが、具材は肉でも海産物でも野菜でも、最高級を使用しているので、コスパは十分にあります。外食で同等レベルのカレーを食べると思えば、逆に安上がりでしょう。

 

食ベレア北海道でも優れた食材のご当地カレー販売

さて当サイト「食ベレア北海道」でも北海道内各地の特産品で作った多くのご当地カレーを販売していますので、いくつか紹介します。

「イシカリー」(石狩市)

望来豚(もうらいとん)という石狩市の望来地区で飼料や敷材まで北海道産にこだわって飼育されているブランド豚のキーマーカレーです。

「かきカレー」(厚岸町)

ご当地カレーの草分け的存在の高島食品が作る、濃厚牡蠣とカレーのコラボレーション!磯の香りと牡蠣のエキスが溶け込んだ本格的なレトルトカレーです。

「短角和牛のビーフカレー」(根室市)

自社で飼育する日本短角という和牛をじっくり煮込んだ、美味しさたっぷりのカレーです。野菜や小麦も道産にこだわった、レストランでも提供されている人気の定番メニューです。

「十勝めむろカレー」(十勝・芽室町)

幻のイモ「マチルダ」をおいしく、手軽に味わえるレトルトカレー。イモの味を存分に楽しんでいただきたいという思いから、マチルダを贅沢にたっぷりと入れました。

「さらべつ和牛ビーフカレー」(十勝・更別村)

極上の和牛の肉をカレーに入れちゃいました。あり得ないほどうまくてもったいないカレー。畜産農家「美郷牧場」と「JAさらべつ」が協力して開発しました!

「北海道十勝若牛のカレー」(十勝・清水町)

「十勝若牛」は、霜降り牛肉とは違い、赤身肉自体が多くの肉汁を含むため、脂肪が少ないのにパサつかず、赤身肉の豊かな旨味を堪能できます。

詳しくは!→コチラ

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