北海道キャンプガイド:夏休みに家族と大自然を満喫する究極の旅行プラン

北海道キャンプガイド:夏休みに家族と大自然を満喫する究極の旅行プラン

いよいよ待ちに待った夏!夏休みと聞いて思い浮かべるのは、もちろんキャンプですよね。お父さんが家族の中でスーパーヒーローになれる、そんな特別な時間です。
北海道に目を向けてみましょう。ここはまさに「キャンプの聖地」。山々、海辺、湖や川と、キャンプスポットが300カ所以上も散らばっているんですよ。アウトドア愛好家たちが夢見る場所ですね。夏休みの週末には、あちこちのキャンプ場が家族連れや友人同士、仕事仲間たちでにぎわい、まるで大自然の中のフェスティバルのよう。
さて、北海道の人も、本州から車で冒険に出る方も、この夏はみんなでキャンプを楽しんでみませんか?大自然の中、新しい思い出を作り、日常から少し離れて、リフレッシュする絶好のチャンスです。

北海道のキャンプ

北海道のキャンプ場のほとんどは「自然の中にある」という特徴があります。各市町村が整備した公園や道の駅に隣接したキャンプ場もありますが、中にはトイレと炊事場ぐらいしかない、野趣あふれる山奥のキャンプ場も多くあります。
人里離れた自然の中は本来野生の聖地です。「ほんの短い期間だけ、遊ばせていただく」という謙虚な気持ちが大切です。自然の中だからこそ、楽しめることも多い半面、さまざまな危険もはらんでいます。後悔しないための準備と心得を挙げます。

心得①ヒグマ

北海道内のほとんどのキャンプ場は「ヒグマ」の出没の可能性があります。札幌の大都市でさえも住宅街に平気で現れます。まして自然の中では当然、危険が伴います。山菜採りや釣りに比べると、キャンプ場でのクマの被害は少ないようですが、相手は野生動物。事前の情報、クマよけ対策が必要です。

心得②野生動物

クマだけではありません。キタキツネやカラスにも注意が必要です。キツネとカラスは頭がよく、人の食べ物や食べ残した生ごみをあさります。食品は適切な入れ物で管理し、食べ残したごみも、ルールに従って処理しましょう。

危険③寒さ対策

真夏とは言え、北海道の山中は朝晩に冷え込むことがあります。暑さ対策と同時にしっかりとした防寒対策も必要です。特に標高の高いキャンプ場は眺望や星がきれいですが、晴れた夜の放射冷却には要注意です。

心得④テントを張る場所の選定

人気の高いキャンプ場は混雑します。混雑しているキャンプ場ほど窮屈なものはありません。騒音や大音量の音楽、BBQや焚火の過剰な煙、花火、そして酔っ払い…。マナーの悪い客はどこにでもいるものだと覚悟し、テントを張る場所をしっかり選びましょう。

 

心得⑤場所は譲り合って

まずテントやタープは事前に近くの公園などで張り方の手順を覚えておきましょう。現地で設営に時間がかかれば疲れてテンションが下がります。固定ロープを張れば意外と場所を広く占領するもの。混み具合を見ながら、常識の範囲で適度な面積を確保しましょう。

心得⑥火の取り扱い

大気の状態が不安定な時や、海岸沿いのキャンプ場は朝夕に強風、突風が吹くことがあります。強風時は火の取り扱いに注意が必要です。ガスや液体燃料のバーナー、アルコールストーブ、固形燃料を使用する場合は、しっかりとした風防が必要です。

心得⑦焚火のマナー

焚火はブームですが危険です。許可されているキャンプ場でも、あまり大きく炎を上げないのがマナーです。炊事に安定して使える燃料は「炭」です。網焼きだけでなく、鍋も使用でき、火の粉が飛散しません。赤々と燃える炭火は、過度に明る過ぎず焚火に劣らぬ温もりが感じられます。

心得⑧電気のない非日常

キャンプは本来、電気製品を使用しない「不便」を楽しむものです。過度に明るい照明はやめましょう。コンセント付きのキャンプサイトやポータブル電源など、野外でも電気製品を使用できますが、それをあえて避けてこそ、キャンプの醍醐味を味わえるのです。ずっとテントの中でスマホゲーム…とならないためにも、軽登山や散策、虫取り、貸しボート、釣りなど、自然の楽しみを計画・準備していきましょう。

心得⑨クーラーボックスの過信は禁物

意外と解けるのは早いです。長く低温を保つ秘訣は日陰の芝生です。車やテントの中には置かないようにしましょう。冷凍の肉や魚を保冷剤代わりにすると、解けた後に食べられるので一石二鳥です。最近は豪華で高級なレトルト、インスタント食品もでているので、それらを利用することをおススメします。

心得⑩来た時よりも美しく

帰りの清掃は最低限のマナーです。来た時よりもきれいにして帰る、ぐらいの気持ちでなければなりません。ごみを引き受けてくれるキャンプ場もありますが、「持ち帰り」が原則です。かといって途中のコンビニに捨てるのは厳禁です。家まで持ち帰ってこそ「キャンプに行ってきた」ということになるのです!

食ベレア北海道がおススメする北海道内のキャンプ場

「おすすめのキャンプ場〇選」「人気のキャンプ場ランキング」など、キャンプ場の情報はネットにあふれており、どこへ行けばよいのか、迷います。「混雑しているところは嫌」「人が少ないと不気味で怖い」など、キャンプ場の好みも人それぞれです。自分たちに合ったキャンプ場を選びましょう。

食ベレア北海道のスタッフが実際に行って泊まって、よかったキャンプ場を紹介します。

 

恵山海浜公園

津軽海峡を見渡し、振り返れば恵山がそびえたつ!景観は最高です。登山道が整備された活火山「恵山」(標高618m)頂上からは360度の大パノラマが広がる絶景です。

・住所    函館市日ノ浜町31-2
・電話番号 0138-85-4010
・予約    不可
・料金    1人~2人用テント 1日300円
・3人以上用テント 1日500円
・その他

道の駅「なとわ・えさん」、案内所、屋外公園施設、シャワー室、屋内こども用広場、多目的広場、敷地内の温泉にサウナあり

 

層雲峡オートキャンプ場

国立公園内に位置し、登山や温泉、柱状節理など、大自然の中でさまざまな遊びに対応します。ロープウエーとリフトを乗り継いで黒岳(標高1984m)の7合目まで行けます。

・住所 北海道上川郡上川町清川
・電話番号  01658-5-3368
・公式サイト  https://activitykamikawa.jp
・予約    可
・料金 入場料

日帰り大人(中学生以上)400円、子供200円
宿泊一人当たり大人中学生以上800円子供400円
・サイト料
フリーサイト1張500円
区画サイト1区画1,500円
ログバンガロー1棟4,000円冬季利用不可
・その他
シャワー1回200円、洗濯機1回200円、乾燥機1回100円

ポロトの森キャンプ場

ハイキングや森林浴、水遊び…いろいろな自然を親しめるファミリー向けキャンプ場です。山奥ですが、近くには温泉もあります。

・住所 白老町ポロト自然休養林内
・電話 0144-85-2005
・公式サイト https://shiraoi.net/play/poroto-camp/
・予約 完全予約制
・利用料金
フリーサイト:大人400円、小人300円
バンガロー:5000円
・その他 北海道白老郡白老町にある民族共生象徴空間「ウポポイ」の近く。

 

丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場

森林鉄道蒸気機関車や温泉、昆虫生態館もある男の子大喜びのキャンプ場。キャンプ用品のレンタルもあるので、すべてをそろえなくてもキャンプが可能です。

・住所    遠軽町丸瀬布上武利80番地
・電話 0158-47-2211(丸瀬布総合支所)
土日祝 0158-47-2466(いこいの森)資料館
・公式サイト       https://www.engaru-camp.jp/maruseppu/
・予約    完全予約制(公式サイトから予約可)
・料金(繁忙期)高校生以上 1200円、小学生以上600円
・バンガローあり
・オートサイト4000円
・フリーサイト(車両1台)1600円
・その他 寝袋、コンロ、電気ストーブ、パークゴルフ一式(以上、貸し出し)、コインランドリー、乾燥機、温水シャワーの設備あり

 

RECAMP 砂湯(砂湯野営場)

砂を掘ればどこでも温泉!湖畔でキャンプと湖水浴ができるのはここだけです。地球の息吹を体感できるキャンプ場です。

・住所    北海道川上郡弟子屈町美留和
公式サイト https://www.nap-camp.com/hokkaido/13247
予約       予約可(一部サイトや施設)
・料金    フリー1,000円〜、区画3,000円〜、区画サイト大5,000円〜
・その他 砂浜では、穴を掘ると温泉が湧いてくる唯一無二のキャンプ場、炭や薪などの物販品、テント、灯油ストーブ、寝袋などのレンタル品もあり。

然別峡野営場

中上級者向けです。秘湯「かんの温泉」のすぐ近くにあるキャンプ場で、設備は昭和の雰囲気が漂うトイレと炊事場のみ。場内にある無料の天然露天風呂「鹿の湯」が人気。

・住所 北海道河東郡鹿追町幌内 然別峡
・公式サイト https://www.shikaoi.net/detail/42
・料金 1泊 大人250円 小中学生150円
・電話 tel. 0156ー66−1135(鹿追町観光インフォメーションデスク)
・その他 車の乗り入れは不可。近くの駐車場に止めてリヤカーで荷物を運ぶ。テントサイトは林床で凸凹が多い。予約は不要で先着順だが、テントの張り場がなくなることもあるので要注意。

 

 

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