厚岸の牡蠣はなぜ一年中出荷できる?瀬川食品「マルえもん」の特徴・食べ方・お取り寄せ
北海道の東部に位置する厚岸町は、全国的にも知られる牡蠣の産地です。厚岸の牡蠣の大きな特徴のひとつが、一年を通して出荷できること。なぜ厚岸では季節を問わず牡蠣を出荷できるのでしょうか。その背景にあるのが、厚岸湖と厚岸湾がつくる豊かな環境と、北海道東部ならではの冷涼な海です。今回は、厚岸の牡蠣がおいしく育つ理由から、生食用牡蠣と加熱用牡蠣の違い、さらに食べレア北海道で取り扱う瀬川食品のブランド牡蠣「マルえもん」の特徴やおすすめの食べ方まで詳しくご紹介します。
厚岸の牡蠣が一年中「生食用」として出荷できる理由
日本最大の産地である広島県でも、生食用の割合は全体のわずか1〜2割程度。残りの8〜9割はすべて加熱用として出荷されています。一方、厚岸は年間を通じて海水温が比較的低く、牡蠣の成長時期を調整しやすい環境です。この低い海水温と厚岸の自然環境を生かして養殖時期をコントロールすることで、一年中生きた牡蠣を出荷できるのです。
紫外線殺菌海水で48時間蓄養する衛生管理
生牡蠣を安心して楽しむためには、養殖環境だけでなく、出荷までの衛生管理も重要です。厚岸では、水揚げした牡蠣を紫外線で殺菌処理した海水の中で48時間蓄養してから出荷しています。牡蠣が海水を取り込み、排出する働きを利用して浄化を行う方法です。さらに、定期的な食品検査も行うなど、生食用牡蠣を届けるための衛生管理に取り組んでいます。

厚岸湖と厚岸湾、2つの環境が牡蠣を育てる
厚岸の牡蠣を語るうえで欠かせないのが「厚岸湖」と「厚岸湾」です。厚岸湖は海水と淡水が混ざり合う汽水湖で、周囲の湿原や森林から流れ込む水の影響を受けています。「栄養豊富な場所で育てればよい」という単純なものではなく、海の状態や牡蠣の成長を見ながら育てる場所や時期を判断することも、厚岸の牡蠣づくりを支える重要なポイントです。
冷たい海でゆっくり育つ厚岸の牡蠣
厚岸沿岸は冷たい海水の影響を受け、夏でも比較的水温が低く保たれます。低い水温では牡蠣の成長がゆっくり進むため、身が締まり、濃厚な味わいに育ちます。厚岸産牡蠣の特徴として「身が締まって濃厚な旨味」が挙げられています。
※牡蠣の身入りや味わいは季節、海況、個体などによって変わるため、「一年中まったく同じ味や大きさ」というわけではありません
「生食用牡蠣」と「加熱用牡蠣」の違いは鮮度ではない
牡蠣を購入するときに、「生食用」と「加熱用」という表示を見たことがある方も多いでしょう。ここで覚えておきたいのが、生食用と加熱用の違いは、単純な鮮度の良し悪しではないということです。農林水産省によると、生食用牡蠣には採取海域や加工方法などに基準が設けられています。厚生労働省の規格基準でも、原料となる牡蠣の採取海域の水質や、必要に応じた浄化、加工場所、器具、保存温度などが定められています。
つまり、「新鮮だから生で食べられる」というわけではありません。生で食べる場合は、必ず「生食用」と表示された商品を選ぶことが基本です。加熱用として販売されている牡蠣は、鮮度が良くても生食せず、十分に加熱する必要があります。

また、生食用であっても食中毒のリスクを完全にゼロにできるわけではありません。ノロウイルスに汚染された二枚貝を生または加熱不十分な状態で食べることによる食中毒が起こり得ます。なので、子どもや高齢者、妊娠中の方、体調がすぐれない方などには十分に加熱して食べるよう案内しています。
「生食用=絶対に安全」ではなく、商品表示や保存方法、賞味期限を守って楽しむことが大切です。
食べレア北海道で味わえる、瀬川食品の「マルえもん」
食べレア北海道で取り扱っている殻付き生牡蠣は、厚岸町の瀬川食品が届けるブランド牡蠣「マルえもん」です。瀬川食品は1965年から厚岸で昆布加工などを手掛けてきた事業者で、現在は牡蠣をはじめとする厚岸の海産物も扱っています。
マルえもんは、まろやかでクリーミーな味わい
「マルえもん」は、厚岸を代表するブランド牡蠣のひとつです。マルえもんは甘みがあり、まろやかでクリーミーな味わいが特徴。ぷりっとした身と牡蠣ならではの旨味を楽しめるため、まずはシンプルに生で味わうのがおすすめです。
サイズによって食べ応えも変わります。瀬川食品ではLサイズは生食や焼き牡蠣、2Lサイズは生食・焼き・蒸し、3Lサイズは焼き・蒸し・鍋などをおすすめ。天然の水産物のため、大きさには個体差があります。

厚岸産の殻付き牡蠣、おすすめの食べ方
殻付き牡蠣が届いたら、商品表示を確認し、生食できる商品であればまずはシンプルに味わってみてください。何もつけずに食べると、牡蠣そのものの塩味や旨味が分かりやすくなります。その後、レモンやポン酢を少量加えると、後味がさっぱりとして違った印象を楽しめます。
加熱するなら、焼き牡蠣や蒸し牡蠣もおすすめです。熱を加えることで食感が変わり、牡蠣の旨味をまた違った形で味わえます。バター醤油やチーズを合わせたり、牡蠣ご飯やカキフライにしたりと、料理へのアレンジも豊富です。
殻付き牡蠣の開け方は?初めてでもできる?
殻付き牡蠣を開けるときは、殻で手を傷つけないよう十分注意してください。基本的な開け方は、①軍手や布巾で手を保護する、②牡蠣の平らな面を上にする、③殻の隙間からナイフを差し込み、殻に沿わせながら貝柱を切る、④上の殻を外し、下側の貝柱も切る、という流れです。開けにくい場合は、電子レンジで少し加熱すると殻が開きやすくなります。専用の牡蠣ナイフがなくてもステーキナイフなどで代用できます。
お取り寄せした厚岸産牡蠣の保存方法
生牡蠣は届いた後の温度管理も重要です。生食用牡蠣は10℃以下で保存し、翌日までに食べ切ってください。要冷蔵、賞味期限は発送日から5日と記載されていますが、商品によって条件が変わる可能性があります。2日以上過ぎた場合は熱を通して食べてください。
厚岸の牡蠣をお取り寄せして、自宅で北海道の味を
厚岸の牡蠣が一年を通して出荷できる背景には、冷涼な海と、厚岸湖・厚岸湾という特徴的な環境があります。厚岸は、国内で唯一年中生きた牡蠣を出荷できる産地です。食べレア北海道で取り扱う瀬川食品の「マルえもん」は、厚岸を代表するブランド牡蠣のひとつ。まろやかでクリーミーな味わいが特徴で、生食はもちろん、焼き牡蠣や蒸し牡蠣などさまざまな料理で楽しめます。
北海道の海の幸を自宅で楽しみたい日にはもちろん、家族で囲む食卓や季節の贈り物にもおすすめです。厚岸産の殻付き活牡蠣をお取り寄せして、北海道ならではの味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。








