【商品秘話】一度食べたら忘れられない味!カネタ竹花水産の北海しまえび

【商品秘話】一度食べたら忘れられない味!カネタ竹花水産の北海しまえび

日々、全道の生産者様の元を訪問しているバイヤーが、生産者様とのエピソードや想いを語る新しいコーナー「バイヤーレポート」。
初回は、北海道・釧路市を拠点に活動するバイヤーの私、川端が、北海道の東・釧路郡釧路町仙鳳趾(せんぽうし)の漁師、カネタ竹花水産様の北海しまえびに出逢い、食べレア北海道で販売するまでのエピソードを紹介します。

訪問先

釧路郡釧路町仙鳳趾(せんぽうし)  カネタ竹花水産 様
■生産者概要
漁業の傍ら、自社加工品を数点製造販売しています。
魚種:昆布、北海しまえび、ホッキ、ハタハタ、白魚など。
竹花家:代表であるお父さん(敏一さん)は漁師として、奥様の喜代恵様が加工品の販売を担当しています。長男ご夫妻も一緒に漁師をされています。

情報を聞きつけ、早速現地へ

カネタ竹花水産様(竹花さん)は、道東地区の特産品である「北海しまえび」の販売を10年程前から開始。今夏食べレア北海道の別の生産者様より「竹花さんでしまえびの“沖漬け”を作り始めたらしいよ」との情報を聞き訪問しました。
※ちなみに、北海しまえびの沖漬けは大変珍しい珍味。北海しまえびは悪くなるのが早いため、生のまま漬け込む珍味はとても難しく貴重。漁師さんにしかできない商品と言えます。

北海しまえびの味に驚嘆!交渉にも熱が入ります

初めての訪問にもかかわらず、快く迎えてくれた喜代恵さん。
すぐにその日水揚げされたしまえびを試食させていただき、そのおいしさにたまげたのでした。
まさに感動レベルの味だったため、こちらの熱(圧?)も相当なものだったかもしれませんが、通販の誘いを断り続けていた竹花さんより食べレア北海道への掲載OKをいただけました。
また、次男の良太さんが昆布森漁協にお勤めで、食べレア北海道の開始初期から昆布の掲載をしていただいており、話もスムーズに進みました。

味を左右するのは、塩加減とボイル技術

道東地区であればスーパーにも並んでいる北海しまえびですが、北海道民でも食べたことのない方もいるのではないでしょうか。また、おせちに入っている大きなえびも北海しまえびが使われていることが多いといわれています。
北海しまえびは、普通の魚介類と違い、悪くなるのが早いため“活”(生)で流通することはありません。そのため、水揚げしてすぐ前浜で茹で上げた後、パック詰めした状態で市場などに出荷されます。茹で上げするのは、主に漁師さん自ら、または市場でセリ落とした加工業者さんです。
つまり、同じしまえびでも、茹でる人の塩加減やボイル技術によって、食感や塩味が全く変わるのです。

驚きのスピードと連携!家族だからできるあうんの呼吸

これだけの良い品を商品ページで伝えるため、北海しまえびの茹で加工風景を撮影させていただきたいとお願いをすると、竹花さんは快諾。
漁は時化(しけ)で出られない日もあるため、前日夕方に「明日、船出るよ」と連絡をもらい、8月18日(金)の午前5時30分に加工場に到着しました。

水揚げからパック詰めまでの様子

1:茹で釜の準備・・・・・・担当→お母さん
2:茹で上げ・・・・・・担当→長男さん
ちょうど1回目の漁からお父さん・長男さんが戻ってこられて、荷台に積んだしまえびを生きたまま釜に投入し、一気に茹で上げます。

生きた北海しまえび

茹で上げの様子

3:茹で上がったしまえびはすぐに氷水でしめます(これをやる漁師さんはほぼいないらしい)。・・・・・・担当→良太さん、お母さん

氷水で締める様子

4:その後すぐに計量・サイズ選別作業をします。・・・・・・担当→お母さん、お嫁さん

計量・サイズ選別

5:パック詰めします。・・・・・・担当→長男さん

パック詰め

北海しまえびをいかにおいしい状態で出荷するか、そんな意気込みがひしひしと伝わり、無駄のない動き・早さは芸術的ですらありました…。

顔に海水をかぶりながら必死の乗船取材

その後、すぐに2回目の漁にいくとのことで、その準備中に「川端さんも乗るかい?」とお父さんが声かけてくださいました。予定外でしたが、その気持ちがとても嬉しく、私は「ぜひ乗らせてください!」と即答し、漁業用ウエアはお嫁さんのものをお借りして乗船しました。
漁船に乗っての取材は3回目でしたが、過去一揺れた…と感じました。漁場につくまでの間は完全にジェットコースター状態で、顔面に海水もかぶりました。船酔いを何度も心配してくださいましたが、楽しさが勝っていたせいか、奇跡的に船酔いせずにすみました。

 

無事港に戻り、その日2回目の茹で加工では少しお手伝いをさせていただき、最後にご家族の集合写真を撮影。ぐっと距離が縮まったような気がしました。

まとめ

船に乗せていただくのも簡単ではなく、気も遣わせるし負担をかけてしまう中、ご家族の優しさに感謝しながら、竹花さん一家がつくる北海しまえびのおいしさの背景にあるものを少しは体験・実感できたかなと思っています。
食べレア北海道で実際に販売開始になった時には、完成した商品ページを見て、竹花さんもとても喜んでいらっしゃいました。
ですが、もちろん取材してページを作ることがゴールではありません。「1人でも多くの人に竹花さんのしまえびを知ってもらい、食べてほしい」という思いは、竹花さんも私たちも一緒です。
そのために、私含め各拠点に在籍するスタッフ全員で協力しながら頑張って参りますので、今後とも「食べレア北海道」をどうぞよろしくお願いいたします。

また、もしこの記事でカネタ竹花水産様の北海しまえびに興味を持った方は、ぜひ一度食べてみて、私と同じ驚きを体感してみてくださいね♪

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