【希少な国産羊肉】士別サフォークラムとは?希少な北海道産・国産羊肉の特徴とおいしい食べ方
北海道を代表する郷土料理のひとつ、ジンギスカン。北海道では身近な存在である羊肉ですが、実は日本で食べられている羊肉の多くは海外から輸入されています。農林水産省の資料によると、令和5年度の羊肉の国内生産量は約101トン。一方、輸入量は18,988トンにのぼります。単純に比較すると、国内生産量は輸入量の約0.5%という規模です。国産羊肉がいかに希少な存在なのかが分かります。
そんな希少な国産羊肉の産地として知られているのが、北海道北部に位置する士別市です。士別市は、顔と脚が黒い「サフォーク種」の飼育頭数日本一を掲げ、「羊のまち」として長年にわたってサフォーク羊の飼育と地域ブランドづくりに取り組んできました。そこで今回は、北海道・士別市のブランド羊肉「士別サフォークラム」について、その歴史や飼育方法、おいしさの特徴を詳しくご紹介します。食べレア北海道でお取り寄せできる、まちづくり士別の「士別産 本家サフォークラムスライス」もあわせて見ていきましょう。
士別サフォークラムとは?北海道・士別を代表するブランド羊肉
「サフォーク」とは、イギリス原産の肉用羊の品種です。白い体に黒い顔と脚という印象的な姿が特徴で、肉用種として世界各地で飼育されています。士別市によると、サフォーク種はサウスダウン種とノーフォーク種を交配して生まれた品種で、肉質の良さでも知られています。士別市とサフォーク羊との歴史が始まったのは、1967年(昭和42年)。士別市はオーストラリアからサフォーク羊100頭を輸入し、市営めん羊牧場で飼育を開始しました。さらに1969年にも100頭を輸入し、繁殖体制を整えていきます。

その後、1982年(昭和57年)には市民が主体となって「サフォーク研究会」を設立。サフォーク羊を地域活性化に生かす取り組みが本格化しました。1985年には羊毛製品の製造・販売を行う市民会社も設立され、羊肉だけでなく観光や工芸などにも取り組みが広がっていきます。現在では「羊と雲の丘」や「世界のめん羊館」など羊にまつわる観光施設もあり、サフォーク羊は士別を象徴する存在のひとつとなっています。
つまり「士別サフォークラム」は、単なる地域の特産品ではありません。半世紀以上にわたって羊とともに歩んできた士別の歴史や、生産者・市民・行政による地域づくりから生まれたブランド羊肉なのです。
国産羊肉はなぜ希少?国内生産は輸入量に比べてごくわずか
「北海道ではジンギスカンをよく食べるのに、国産羊肉はそんなに少ないの?」と思う方もいるかもしれません。実際、日本で消費される羊肉の多くはオーストラリアやニュージーランドなどから輸入されています。農林水産省によると、令和5年度の羊肉輸入量18,988トンのうち、オーストラリア産が76%、ニュージーランド産が21%を占めています。一方、同年度の国内生産量は約101トンでした。そのため、北海道産をはじめとする国産羊肉は、普段スーパーなどで目にする機会が比較的少ない食材です。なかでも、サフォーク種を長年育ててきた士別市のラム肉は、産地や生産背景が明確な国産羊肉を楽しみたい人にとって注目したい存在といえるでしょう。
士別サフォークラムのおいしさを支える「穀物」と地元産飼料
士別サフォークラムの特徴のひとつが、飼料へのこだわりです。海外の羊では牧草を中心に育てるグラスフェッド方式も広く行われていますが、士別ではトウモロコシなどの穀物に加え、士別産の小麦や大豆、市内の製糖工場から生まれるビートパルプなども飼料として活用しています。ビートパルプとは、北海道で多く栽培されている甜菜(ビート)から砂糖を製造する際に生じる副産物です。

こうした地域の農産物や副産物を飼料として活用することは、地域資源を有効活用する取り組みという点でも士別らしい飼育方法です。士別市では、こうした飼料によって育てられた士別サフォークラムについて、「適度にサシが入り、歯ごたえがありながら噛み切れる柔らかさがあり、羊独特のにおいが少ない」と紹介しています。羊肉に苦手意識がある方にも、ぜひ一度試してほしい理由がここにあります。
士別サフォークラムの味は?「柔らかさ・旨み・脂」を楽しむ羊肉
士別サフォークラムの大きな魅力は、羊肉らしい旨みを残しながら、比較的食べやすい味わいにあります。
適度なサシと柔らかな肉質
士別市や食べレア北海道の商品紹介でも、士別サフォークラムは適度にサシが入り、柔らかく食べやすい肉質であることが特徴として紹介されています。羊肉というと「赤身が中心で硬そう」という印象を持つ人もいるかもしれませんが、士別サフォークラムでは赤身の旨みに加えて脂のコクも楽しめます。
羊特有の香りが比較的穏やか
羊肉には独特の香りがあります。この香りも羊肉の魅力のひとつですが、慣れていない人にとっては気になる場合があります。士別サフォークラムは、士別市公式サイトでも「羊独特の匂いが少なく食べやすい」と紹介されており、羊肉初心者にも比較的挑戦しやすいブランド羊肉といえるでしょう。「ジンギスカンは好きだけれど、もっと肉そのものの味を楽しんでみたい」。そんな方にもおすすめです。

ラム肉の栄養は?「太りにくい肉」ではなく栄養バランスに注目
ラム肉について調べると、「L-カルニチンが豊富だから脂肪が燃える」「羊の脂は体温では溶けないため吸収されにくい」といった説明を見かけることがありますが、こうした特徴から「ラム肉を食べれば痩せる」「羊の脂は吸収されない」などと考えるのは拙速です。ラム肉も肉類なので、部位によっては脂質やエネルギーを多く含みます。
一方で、栄養面では注目したいポイントがあります。文部科学省の日本食品標準成分表によると、ラム肉にはたんぱく質のほか、鉄、亜鉛、ビタミンB12などが含まれています。例えばラムのもも肉(脂身つき・生)は100gあたり、たんぱく質20.0g、鉄2.0mg、亜鉛3.1mg、ビタミンB12 1.8μgを含みます。※栄養成分は部位や脂身の量によって大きく異なります。
「ダイエット食品」と考えるのではなく、肉料理のひとつとして適量を楽しみながら、たんぱく質やミネラルも摂れる食材と考えるのがおすすめです。
食べレア北海道でお取り寄せできる「本家サフォークラムスライス」
士別サフォークラムを自宅で楽しみたい方におすすめなのが、まちづくり士別が手がける「士別産 本家サフォークラムスライス」です。まちづくり士別株式会社は、道の駅「羊のまち 侍・しべつ」の運営などを行っている会社です。士別市のふるさと納税業務のパートナーとしても地域の特産品発信に携わっています。
食べレア北海道で販売されている300g商品は、150g入りが2パックになった冷凍商品。使用されている部位は、背中の中央部分にあたるロインです。適度にサシが入り、ジューシーさと柔らかさを楽しみやすい部位です。必要な分だけ解凍しやすい150gずつの小分けなので、まずは少量から国産ラムを試してみたい方にも使いやすい仕様です。

士別サフォークラムのおいしい食べ方は?まずは塩・こしょうがおすすめ
士別サフォークラムを初めて食べるなら、最初は濃い味付けにせず、塩や塩こしょうでシンプルに味わうのがおすすめです。フライパンやホットプレートをしっかり温め、肉を広げて焼きます。薄切りのラム肉は火が通りやすいため、焼き過ぎると水分が抜けて硬くなりやすいのがポイント。表面に焼き色をつけたら火加減を調整し、中心まで十分に加熱しながら仕上げましょう。
最初のひと口は塩だけ。そのあとに、お好みでブラックペッパー、レモン、おろしポン酢、わさび醤油などを合わせると、味の変化も楽しめます。もちろん、玉ねぎやもやし、ピーマンなどと一緒に焼いて、北海道らしいジンギスカンスタイルで楽しむのもおすすめです。
士別サフォークラムはこんな日におすすめ
士別サフォークラムは、普段の夕食にはもちろん、少し特別な食卓にもよく合います。週末の家飲みで北海道産ワインやビールと合わせたり、家族でジンギスカンを囲んだり、キャンプやバーベキューで国産ラムを楽しんだり。また、「北海道らしいものを贈りたい」「いつもとは少し違う肉ギフトを選びたい」というときの候補にもなります。産地が明確で、士別という地域のストーリーまで一緒に楽しめることも、士別サフォークラムならではの魅力です。
まとめ:北海道・士別が半世紀以上かけて育ててきた希少な国産ラム
日本で流通する羊肉の多くが輸入品であるなか、北海道士別市では1967年からサフォーク羊の飼育に取り組んできました。その後、市民と行政、生産者が一体となって「羊のまち」として地域づくりを進め、現在ではサフォーク種の飼育頭数日本一を掲げるまでになっています。士別産の小麦や大豆、ビートパルプ、トウモロコシなどを取り入れた飼料。適度に入ったサシ。噛み切りやすい柔らかな肉質。そして、羊特有の香りが比較的穏やかな食べやすさ。
こうした特徴が、「士別サフォークラム」という地域ブランドを支えています。食べレア北海道で取り扱っている「士別産 本家サフォークラムスライス」は、士別産サフォークラムのロインを150gずつ2パックにした冷凍商品です。「北海道産のラム肉を食べてみたい」「国産羊肉と輸入羊肉の違いを味わってみたい」「いつものジンギスカンを少し贅沢に楽しみたい」。そんな方は、羊のまち・士別が育ててきた希少な国産サフォークラムを、自宅の食卓で味わってみてはいかがでしょうか。







